余白

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くつろぐ

光と影の芸術 くつろぎ空間の再発見

くつろぐ 「美と云うものは常に生活の実際から発達するもので、暗い部屋に住むことを余儀なくされた われわれの先祖は、いつか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に添うように陰翳を利用するに 至った。事実、日本座敷の美は、まったく陰翳の濃淡に依って生まれているので、それ以外に何もない」
(谷崎潤一郎『陰翳礼賛』より)

 人が本当にくつろげる空間を考える時、谷崎潤一郎のこのことばはとてもしっくりと心に響いてきます。  たとえば障子を隔てて映される明かりのほの暗さ。それは、不思議と安らぎを与えてくれるもの。 ただ暗いのではなく、不要な明るさを排除した、潔いほどの翳りです。

 かつて「世界で一番住みたい家」と海外の人々の羨望をもって迎え入れられた日本の家。残念ながら、 今やそれは失われつつあります。家は変遷してゆくもの。時代の変化のなかで、時々にふさわしい姿を つくり出すものです。

 けれども、底に流れる精神までは変わらない。今、「美しく住む技術」、「生活の技術」を持って いた日本人の住まいのあり方を、再び見つめ直す時がきています。  「住むための家」ではなく「住みたい家」のあり方を。


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