余白

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もてなす

ふと笑みがこぼれるその一瞬の幸福のために

もてなす  もてなす――亭主が客に対して心をこめて接すること。茶道の世界でよく使われることばで、床に 生ける花や掛け軸に趣向を凝らして心から客を歓待することなどいいます。もちろんそれは、形式にとらわれた、 窮屈なものではありません。

 限られた時間と空間の中で、いかに客の心をときほぐし、またとこないこの瞬間をどう過ごして もらうか。すべての思いはここにあります。

 もっとも大切なのは、お互いに「もてなすこと」「もてなされること」を、構えずに心から 楽しむこと。風流の道を楽しむことをいう「数寄」は「好き」が転じたことば。「好き」が昂じて 「数寄」になり、家の中に「楽しむための遊び場」が生まれるのです。その遊び場こそが 「もてなしの場」。相手を心から慕う気持ちはおのずと相手にも伝わるものです。どちらも堅苦しさを 感じることなく、静かな時の流れの中で自然に笑みがこぼれるようなもてなし。それが「おもてなし」 の極意ではないでしょうか。

遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば
我が身さえこそ動がるれ
(『梁塵秘抄』巻第二より)


住まう 住 ま う
むかえる むかえる
もてなす もてなす
くつろぐ くつろぐ

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