研究開発施設及び迎賓館として建てられた株式会社ツー・ナイン・ジャパン様の『智慧夢工房　R＆Dセンター』。主屋と土蔵からなる2列3室型ツシ2階建ての、文化的にも非常に価値の高い大正初期の京町家を再生しました。令和元年度京都景観賞「京町家部門」優秀賞を受賞し、有形文化財として登録されています。平安京の入口・羅城門跡の石碑が立つ九条通付近は、ほとんどが中高層の建物で伝統的な街並みの面影はありません。かつての街並みを現代に継承する希少な建物として、また次世代に伝統と技術をつなぐ空間として地域に欠かせない存在です。